昨日はイベント運営の話、反省などを書きましたが、それをもとに自分がイベントを企画するとしたら、どんな計算が必要だろう?と少し考えました。
必要な金額を書き出して行きます。先日のイベントと同じ条件を使いたいと思います。
ホールレンタル:7h ¥102,000- (スタジオアクト町田)
照明スタッフ:¥20,000-
受付スタッフ:¥5,000- (出演者に手伝いを頼むかも)
合計:¥127,000-
まず、これが最低限必要な金額ですね。
チケット代は¥3,000(ドリンク込み)が、肌感覚的にはちょうど良いと思いました。
配信を入れる場合に、そちらの販売価格を¥2,000とすれば、現地・配信の価格バランスも良さそうです。
タイムスケジュールの反省を生かすと、出演バンド数は5バンドが適当と思いました。
単純計算ですが、チケット代に対する1バンド(30min)辺りの観覧料は¥600です。これの妥当性はわかりません…
チケット代が決まったので、必要なチケットの売り上げ枚数を考えます。
チケット代(¥3,000)からドリンク代(¥300)を抜いた売り上げが¥2,700なので、
(最低限必要な金額) ÷ (チケット売り上げ金額) = (チケット売上枚数)
¥127,000 ÷ ¥2,700 ≒ 48枚
となりますね。
チケット¥3,000なら、50枚以上の売り上げがあればプラス収支です。
昔ならアマチュアバンドのライブで¥3,000を上回ると高いと思っていましたが、僕の好きなTHE BACK HORNのワンマンのチケット代(約¥6,000)の半分と考えれば、まだ安いのかもしれません。
今のチケット相場については、
アマチュア¥3,000<メジャー¥6,000<アリーナクラス¥9,000<外タレ¥12,000
ぐらいがの個人的なイメージです。
チケット50枚のノルマ振り分けについて。
出演が5バンドとすると、
主催バンド:30枚
出演4バンド:それぞれ5枚(5枚×4バンド=20枚)
が妥当でしょうか?
主催バンドはこれぐらいの集客見込みがないのであれば、イベントを開催するのを止めた方が良さそうですね。
出演バンドにお願いするノルマは5枚。
ノルマに拘る必要はありませんが、出演バンドを選ぶときは、最低限このぐらいの集客力があるバンドを選ぶべきでしょう。
先ほど少し触れた配信について。
視聴環境を自分で揃える必要がありますが、視聴期間内でしたら好きな時に見れるのは良いですよね。
映像データが手元に残り、YouTubeに上げる動画などにもできるので、出演者にもプラスの要素があります。
配信スタッフ:¥20,000
機材代:¥10,000
配信に必要な金額:¥30,000
スタジオアクト町田は配信に対する理解があるので、この程度の出費で配信を行えそうです。
チケット代を¥2,000とすると、配信プラットフォームに払うのが6%ぐらいなので、実質¥1,880。
(配信に必要な金額) ÷ (実際の配信チケット代) = (配信チケット売上枚数)
¥30,000 ÷ ¥1,880 ≒ 16枚
という事で、チケット代¥2,000なら16枚以上の売り上げでプラス収支です。
映像業者の方に頼む場合はこの程度では行えないと思いますが、自分達は機材やスタッフを自前で揃える事ができる状況があるので、これぐらいでしょうか。
現地に来た方が配信を買ってくる場合があるので、自分達の規模では配信はやった方が良いと思っています。
配信は利益が出やすい状況にあるのですが、これに頼って現地の集客を怠ると、配信の方も売れなくなる傾向があるので注意が必要です。
ということで、イベント構想(お金)の話でした。
今回は当日のお金の計算を行いましたが、フライヤーやポスターのデザイン料、スタッフの打ち上げ参加費など、当日以外もお金がかかる場合がありますので注意が必要ですね。
また、チケット代もなんとなく良さそうな金額にしているだけなので、さらに妥当な金額があるのかもしれません。(個人的は百円硬貨を使う様な値段設定は、釣り銭の用意など作業が増えるため、止めた方が良いと思っています)
何のためにイベントをするのか?「イベント自体で売り上げを上げる」「物販をたくさん売る」など目的意識を持った上でイベント企画、開催していく事が必要そうです。
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