※イラストは妻が書いてくれたものです
ちょっとTwitterで見かけた話題です。
ドラマーは四肢で別々の打楽器を演奏することもあるので、音楽的センスに加え、フィジカルの強さも要求されることがある楽器ですね。
なので、椅子の高さから始まり、シンバルや太鼓までの距離・角度など、ベストのパフォーマンスを披露するためには、ドラムセッティングはこだわった方がいい要素です。
と言ったものの、スタジオやライブハウスのセッティングを毎回同じにするのは不可能ですし、その日の体調(体のバランス・歪み具合)で叩きやすいセッティングは変わってしまうので、こだわって考えても次に練習・出演する時には活かせないことが多い要素でもあります。
ベストは毎回、自分のドラムセットを持ち込んで、微調整で対応することだと思います。
叩きにくいと思ったら、体調が変化していることに気づくことができます。
自分の体調がどのように変化しているのかを考え、セッティングに合わせた叩き方を心がけるのか、自分の体調に合わせたセッティングに変えるのか、どちらにする方がより良いパフォーマンスができるかが、判断できるようになると思います。
自分がどのようなビートを叩きたいのかを考えれば、セッティングも決まってくるのかもしれません。
ダンスビートを叩きたいのであれば、椅子を下げて安定した4分のバスドラを踏むことを優先してセッティングするのが良いと思いますし、タムやシンバルを多用するテクニカルなプレイをするのでしたら、タムやシンバルを必要最小限の動きで叩けるようにコンパクトかつ無理なく叩けるセッティングを目指すのも良いと思います。
パフォーマンスを重視するなら、タムを外したりスネアスタンドを使って低くセッティングしてもいいですね。(スネアスタンドでタムをセッティングをすると、鳴りが止まる可能性があるので注意が必要)
セッティングはその人の個性が出て面白いですよね。
と、理想や概念の話をしましたが、実用的な話に戻します。
自分は椅子だけ持ち込むこともあります。
椅子には自分の全体重を預けることになりますし、ドラムセッティングの核となる自分の位置を決める重要なパーツです。
各メーカーで座り心地に差がありますし、スタジオやライブハウスでは消耗していて固定が十分に行えない物も多いです。
自分がストレスなく演奏するのに必要な機材の一番手は椅子だと思っています。
持ち込む機材の優先度としては、体に触れる物から音に関する物に向けて下がっていきます。
自分の場合は、
スティック>椅子>キックペダル>スネア>シンバル系>その他
と言った感じですね。
もちろん、同期演奏をされる方やチャイナシンバルを多用するスタイルの方など、個人のスタイルで優先度は変わると思います。
持ち込み機材の話は前もしましたね。
という事で、ドラムセッティングの話から、持ち込み機材の話になりました。
ドラムセッティングの良し悪しでパフォーマンスは大きく変わりますが、自分がベストのパフォーマンスができなくてもお客さんが楽しめる音楽を届けることが最優先事項ですよね。
ある程度のドラムセッティングできていれば、十分なパフォーマンスができるように、自分の対応力も鍛えていきたいです。
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